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    建設的なご指摘に感謝

    こんばんは、店主の息子です。

    去る6月18日(日)の午後、私が所属する学会の方で研究発表の機会をいただきました。研究テーマは『自治体外郭団体の運営実態に関する事例研究-自己組織性の視角による考察に基づいて-』、少々小難しいうえに長々しいですが、このテーマに沿って35分の報告(説明)と25分の質疑応答を行いました。パワーポイントを使って約30頁のスライドを作成して、今回は事前に読みの練習をしてノー原稿で挑みました。これまでの発表では、事前に原稿を作成して、それを読むような感じだったんですけれども、言葉だけでは熱意が伝わらないということを最近反省しておりまして、自分の中では大きな挑戦でした。それには「変なことを言ってはいけない」とか「制限時間を守らなければいけない」とか「間違ってはいけない」という心配ばかりが先行して、本来の伝えるっていう力が弱かったように思ったからです。

    そのような熱意も通じたのか、25分の質疑応答の時間に4人の大学教授の偉い方々から、今後の研究の発展につながる建設的なご意見・ご指摘をいただくことができました。ここで、最近の自分の成長として、とくに仕事では誰かに何かを突っ込まれたり批判されると、自分を正当化するために反射的によくわからない説明や言い訳をしがちでしたが、最近、他人の声を傾聴する姿勢がとれるようになってきたなと実感できるようになってきました。これは、自分の研究をより良くしていくためには、少しでもヒントになるものを吸収しようという意識に変わってきたからだと思います。研究を通じて、その意識が仕事にも還元できてきたように思います。

    歳をとると、自分よがりになる傾向があるようですから、いろいろな場面でとくに気を付けたいところです。それから、後日、議事録のような形で文字起こしをしたのですが、「あの先生、そんなこと聞いてたかな、言ってたかな」とか、「質問に対して答えがバチっとあってないな」とか、振り返ると「意外に聞けていないな」というふうに、後からもいろいろと反省の機会になりましたし、本当に次の研究に活かせる有意義な時間でした。折角、ご意見をいただいたことに報いるためにも、次回の発表も誠実にやっていきたいと強く思いました。また、来週は、地元大学院の教授3名の前で発表することになりました。これも胃が痛いですね(笑)。何事も手を抜かず、精一杯がんばりたいと思います。

    今日は、ここまで。