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    自己組織性概念は難しい?楽しい?

    おはようございます、店主の息子です。

    本日は、休日出勤の振り替えでお休みをいただき、このブログを執筆させていただいているところです。とあるコーヒー屋さんでやっているのですが、その道中、難しい顔をして出勤している人の様子を見て、自分もいつもあんな感じなんだろうなと、反省をしたりしました(笑)。さて、本日は、久しぶりに「自己組織性」について、記述します。実は、現在、所属する大学院が募集している来月末締切の論文を執筆しているところです。この内容は、これまでの研究の振り返りであると同時に、将来の研究に役立てていくものです。具体的には、修士論文でのレビューに加えて、自然科学における物理学・化学・数学・生物学、社会科学の社会学・経営学・哲学などで取り扱われている自己組織性に関する議論をレビューし、定義を含めて自らの自己組織性パラダイムを明確にしていくというものです。ところで、この自己組織性概念、世界では1960年代頃から、日本では1970年代後半から取り上げられてきました。当時と比べると、特に社会科学においては、下火になっていると言えます。それは、結局なんか意味がよくわからないということなんだと思います。そのため、今回のこの論文を契機になんとか復活の糸口を見つけたい。よくわからないという意味においては、そのまま衰退していくことも考えられますが、反対に伸びしろがあるということでもありますので、後者の前向きな気持ちで研究を進めていきたいと考えています。また、他分野で数多くある自己組織性に関する研究において、そのキーワードには、平衡、増殖、ゆらぎ、制御、共同、主観、機能、産出といった用語があります。もちろん、それぞれの研究コンセプトが異なるものですから、同じ言葉を用いても、自己組織性の説明としての意味が異なってくるわけです。要は、そうしたバラバラ説明(理解)されている概念の中から、共通性や同一性を共感的に取り上げていく、つまり、良いとこどりをした内容にまとめたいという思いがあります。そういった意味では、理論が自然科学のように頑強ではありませんが、社会科学では自由度が高いといった特性があります。飛躍しすぎると評価されませんので、慎重に理屈を積み上げていきたいと思います。ですから、楽観的というのではなく、みんなが納得できて、社会の役に立つ理論を構築していきたいと思います。言い換えれば、少しでも、学問の積み上げになって、さらに実践に還元することができ、その結果社会に貢献することができたらうれしいですね。次回は、投稿前の執筆内容の中間報告をさせていただきます。

    今日は、ここまで。