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    理論の補強が課題です

    こんにちは、店主の息子です。

    前回の続きになります。現在、博士前期課程(修士)を終え、後期課程に進んでいるところです。私の場合、前期課程の内容(修士論文)を基調にして、そこから発展的・核心的に論じていくことが、博士論文作成のスタイルになろうかと思います。そのため、基本・根幹的な研究対象は、それほど変わりません。もちろん、他の方(研究者)の様子を見ると、一度リセットされて、新たな理論づくりに挑戦されている方もいらっしゃいます。ですから、私のスタイルが修論ベースというだけであって、みんながそうであるというわけではありません。ただし、私のような考えの研究者が多いと思います。それで、私のこの研究スタイルにおいては、まず、改めて客観的に修士論文の評価・考察を行うことが必要になってきます。しかし、自分は良いと思って仕上がっているものですから、なかなか客観的に考察するって難しいんですよね。簡単に言うと、自分で自分のあら捜しをするわけですから・・・。そうした時に有効になるのが、修士論文提出後の論文審査会での教授方々との質疑応答の内容があげられます。私の場合、アンケートやインタビューによって1次データを多く集めていたことについては、ある程度、評価していただいたように思いますが、全体的には理論部分が弱かったことが共通的な指摘であったように思います。簡単に言うと、他の理論(先行研究)を使って、自分の理論を補完しきれてないということでしょうか。それを宿題(課題)と考えれば、研究に磨きがかかってくると考えられます。つまり、この文献渉猟をとことんやってみようというのが課題というわけです。私が取り扱っている概念「自己組織性」は、物理学、化学、生物学、免疫学、経済学、社会学といろんな学問分野に横断的にまたがっていますので、かなりやりがいがあります。そんなわけでがんばります!

    今日は、ここまで。